タイトリストTS2フェアウェイメタルのレビュー

2018年発売されたタイトリストの新作フェアウェイウッドTS2フェアウェイメタル。

 

タイトリストのドライバーとフェアウェイウッドと言えば、913、915、917シリーズと続き、今回は919かと思いきや、なぜかTSシリーズとして発売されました。

 

最近のフェアウェイウッドは各メーカーとも距離性能も大幅に向上させていますが、このF2フェアウェイメタルも飛距離性能にとことんこだわっています。

ボールスピードを高めることを目標に、タイトリストがもつ技術のすべてを講じてスピードプロジェクトを立ち上げ、過去にとらわれず飛距離アップの基盤を追い求めた結果として確立されたのが“TITLEIST SPEED CHASSIS(タイトリスト スピード シャーシ)”です。

 

タイトリストの史上、最も薄肉で軽量化されたUltra-Thin クラウンを採用。

軽量化で得られた余剰重量は、低く深い重心設計を可能にし、スピード性能の向上し飛距離性能を向上。

また高い方向性も同時に実現することにも成功しています。

また超精密高初速フェースを採用することにより驚きのボールスピードとミスヒットの許容性を実現しています。

 

これらのテクノロジーを駆使した結果、打ち出し角とバックスピンを最適化させて、驚きの飛距離を実現。

前モデルの917F2が発売された時にはその飛距離性能に驚かされましたが、そこからさらに飛距離性能の向上が感じられるほどの仕上がりです。

917からの飛距離性能にこだわった、飛びすぎ注意のフェアウェイウッドと言えるでしょう。

 

ロフトは13.5度~21度までの5種類。

標準のシャフトは、ねじれとしなり戻りの一体感が感じられる先中調子のTITLEIST Speeder 519 EVOLUTION、もちろんさまざまなカスタムシャフトも用意されています。

 

前作917F2と比べてTS2フェアウェイメタルの方が色は黒が強くなっていますが、形状はあまり変わらないので、917F2からの移行であれば全く違和感なく使いこなせるのではないかと思われます。

 

タイトリストはツアープロやトップアマに向けたモデルとうイメージがあり、難しいクラブと思われていましたが、前作917F2からはミスヒットの対する許容性も格段に向上しており、本作TS2フェアウェイメタルは他メーカーと比較してもそん色ない扱いやすさと許容性を持っているように思います。

917F2と打ち比べてみると打感、打音はあまりかわりませんが、芯を外した時にTS2フェアウェイメタルの方が感触、飛距離とも許容性を感じました。

また、感覚に個人差はあるとは思いますがTS2フェアウェイメタルの方が黒い色や形状として見た目の安心感もあるように思います。

また、TS2よりも低弾道、強い球で飛距離が望めるTS3もラインアップされています。こちらはさらに飛距離の欲しい方には使って頂きたいですが、個人的にはアマチュアのコースセッティングでの使用としてはTS2の飛距離で十分だと思います。

 

このように格段に扱いやすくなったタイトリストTS2フェアウェイメタル。プロ好みのイメージもカッコよく、キャディバックに入れて自慢したいギアです。